粉瘤とは、角質や垢などが老廃物として排出されずに、堆積し、嚢胞(のうほう)化する腫瘍です。
粉瘤をそのまま放置しておくと、タンパク質や脂肪の分解により臭いがしたり、巨大化して、痛みを伴うようになることもあります。指で押しつぶそうとすると化膿することがあります。
粉瘤は年齢や性別を問わず、誰にでも起こりうる可能性があります。ニキビと間違えやすいこともあり、つい自分でつぶしたりそのままにしてしまいがちです。痛みや臭いなどもないからと放置しておくと、悪化する恐れがあります。
化膿してしまう可能性も考えられるため、自分で治そうとせずに専門医のもとで適切な診療を受けましょう。形成外科では、外科手術により嚢腫を摘出することで再発を防ぐことができます。